増え続ける現代病「スマホ首」とは?

スマートフォンを使う時間が年々増え、気づかないうちに首や肩に負担をかけている方が多くなっています。そんな現代人に急増しているのが「スマホ首」と呼ばれる症状です。
首の骨(頸椎)はもともと、S字のような緩やかなカーブを描いて頭を支えています。この自然なカーブがあることで、約5kgもある頭の重みを分散し、首や肩への負担を和らげています。
しかし、スマートフォンを長時間のぞき込むような姿勢を続けていると、このカーブが失われてしまい、首の骨がまっすぐに伸びてしまう状態になります。これが「ストレートネック」、いわゆるスマホ首です。
一見、姿勢の崩れのように見えても、実際には筋肉・骨格・神経にまで影響を及ぼすことがあり、放置すると慢性的な不調へとつながることもあります。
スマホ首を引き起こす主な要因

■ 長時間のうつむき姿勢
スマホ首の最大の原因は、やはりスマートフォンやパソコンを見続けることです。首が前に傾く角度が大きくなるほど、筋肉への負担も急増します。例えば、顔を30度前に出しただけで、首にかかる重さはおよそ3倍にもなるといわれています。この姿勢を長時間続けることで、首の筋肉が硬直し、頸椎のカーブが徐々に失われていくのです。
■ 視力の低下・目の疲れ
視力が落ちたり、目の疲れを感じると、画面を見ようとして自然と顔を前に出してしまいます。
これが日常的になると、首から背中にかけての筋肉が常に緊張し、スマホ首を悪化させる原因となります。
■ 姿勢の崩れや骨盤の傾き
座り仕事や長時間のデスクワークでは、骨盤が後ろに倒れやすくなります。その結果、頭の位置が前に出て、首にかかる負担が増します。骨盤の傾きは首や肩の位置にも影響するため、スマホ首を根本的に防ぐためには体全体の姿勢バランスを整えることが大切です。
■ 枕・寝具の影響
意外と見落とされがちなのが、睡眠時の姿勢です。枕が高すぎる、マットレスが柔らかすぎるなど、寝具が合っていないと、寝ている間も首に負担がかかります。朝起きたときに首や肩が重いと感じる方は、寝具の見直しが必要かもしれません。
スマホ首が引き起こすさまざまな不調

◆ 慢性的な首・肩こり
首のカーブがまっすぐになると、頭を支えるために首や肩の筋肉が常に緊張します。これにより、慢性的なこりや痛みが生じ、マッサージをしてもすぐに戻ってしまうことがあります。
◆ 頭痛・めまい・倦怠感
首周りの筋肉が硬くなると血行が悪くなり、脳への酸素や栄養の流れが滞ります。その結果、頭痛やめまい、目の奥の重だるさ、全身のだるさといった症状が現れることがあります。
◆ 自律神経の乱れ
筋肉のこわばりや血流の悪化が自律神経に影響を与え、不眠・息苦しさ・動悸・集中力の低下など、心身にさまざまな不調をもたらすことがあります。
◆ 姿勢や見た目の悪化
スマホ首になると、頭が前に出た猫背姿勢が定着してしまい、見た目にも影響します。背中が丸くなることで老けて見えたり、首元のシワやたるみが目立ちやすくなったりと、美容面にも悪影響が出てしまうことがあります。
スマホ首でお悩みの方は当院にご相談ください

首や肩のこりが取れない、頭痛が続く、姿勢が悪くなった――。そんなお悩みの裏には、スマホ首が隠れているかもしれません。
スマホ首は放っておくと、首や肩の不調だけでなく、頭痛・自律神経の乱れ・姿勢の悪化など、さまざまな問題へ発展することがあります。日頃からスマホやパソコンの使用時間を意識し、こまめに姿勢をリセットすることが大切です。
当院では、首や肩のバランスを整え、正しい姿勢を保てる身体づくりをサポートしています。
「最近、首が重い」「頭がスッキリしない」と感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。一人ひとりの身体の状態に合わせて、スマホ首による不調の改善をお手伝いいたします。

















